ビフィズス菌と加齢

ビフィズス菌は加齢によってだんだん減っていくと言われています。ビフィズス菌と加齢との関係などをまとめてみましょう。

 

ビフィズス菌は加齢によって減少するのか?

わたしたちは誕生して一気に母乳から十分もらったビフィズス菌は、1週間程度で赤ちゃんの腸内の90%以上に増えていきます。この時期が人生の中で最高に善玉菌の多い時代なのです。そして成人になると悪玉菌も増えていき、だんだん善玉菌が減っていくようになります。

 

しかし40歳ぐらいのいわゆる中年になってくると、ビフィズス菌は一気にその量は下がっていきます。ビフィズス菌は若い頃100億個程度あったものが、中年になると1億個以下になると言われているのです。個人差があるとはいえ、100分の1ほどになっていくというのは、それなりの支障が出るのも当然かもしれません。その上、他の悪玉菌の数はビフィズス菌が減り出すと、その分急増していきます。

 

健康寿命を維持する

最近は単なる寿命ではなく健康で長生きをするという、健康寿命でなければならないという考え方が出てきています。今までは長生きすること自体がすごいことだった時代でした。しかし最近は多くの人が長生きすることは当然のようになっています。そんな時代だからこそ、健康で長生きをしなければ意味がないという考え方なのです。

 

そのためにも腸内環境が、とても重要であるということが言われるようになり、ビフィズス菌や乳酸菌の摂取も勧められています。そしてこれは国家としての願望でもあり、長生きした人が健康で医療を使わないことが、国にとっても重要であることから健康寿命を推奨されています。

 

腸内環境と老人鬱とボケ

腸内環境が鬱病などと大きくかかわっていると言われていますが、ボケも腸内環境と深くかかわっているという研究が進んでいます。不足すると鬱病のリスクが高まるというセロトニンなどのホルモンも、70%近くが腸内で作られると言われており、鬱病予防のためにも腸内環境が重要なのです。

 

また脳も腸内が土台となっていることが分かってきています。老人ボケや鬱の発症に腸内環境がかかわっていることから、ビフィズス菌を増やすことを意識することはとても大切ではないでしょうか。

 

腸内環境を改善する手段はいろいろある

今は腸内のビフィズス菌などの状態を検査によって知ることもできます。また乳酸菌やビフィズス菌が摂れる乳製品やサプリもたくさん出まわっています。加齢によってビフィズス菌が減っているという現実をしっかり受け入れることができれば、いくらでも腸内環境を改善することはできるのです。まず加齢によってビフィズス菌が100分の1に減ることを受け入れ、そのために行う腸内環境ケアを重要に考えていくべきではないでしょうか。