ビフィズス菌と肥満

ビフィズス菌が肥満とも関係あるとも言われていますが、その理由はさまざまです。しかしどこから考えても、やはりビフィズス菌と肥満は関係がありそうです。その辺をもう少し掘り下げて考えてみましょう。

 

ビフィズス菌が作り出す短鎖脂肪酸

ビフィズス菌の中には、脂肪の吸収を阻止する働きをするビフィズス菌が存在していることが、腸内研究によって分かったのです。この働きのあるビフィズス菌はヤセ菌とも言われており、腸内環境が良い状態のときに活発に働いてくれます。

 

しかし逆に悪玉菌の中には、ヤセ菌とは逆のデブ菌というものが存在しています。デブ菌とは脂肪を吸収促進しようとする細菌のことを言い、当然腸内環境が悪化すれば活発に活動してしまうわけです。このことからもビフィズス菌を活性化させることが、肥満予防に大切だということが納得できるのではないでしょうか。

 

ヤセ菌とは、わたしたちが食べたものから腸内で短鎖脂肪酸を作り出し、血液によって脂肪細胞に運ばれます。そしてこの短鎖脂肪酸は、細胞脂肪に脂肪が溜まることを阻止する働きがあるのです。そこで短鎖脂肪酸をしっかり作るためにはヤセ菌を増やすこと。そしてヤセ菌の大好物を摂取することが大切なのです。

 

ではそのヤセ菌の大好物というと、オートミール、切り干し大根、ごぼう、らっきょう、ヒジキ、納豆、ノリなどです。日本食に多く使われるものがほとんどではないでしょうか。是非、これらを意識的に摂取してヤセ菌をどんどん元気にし、短鎖脂肪酸をたくさん作り出す腸内環境を作りましょう。

 

ビフィズス菌の作り出すビタミン

ビフィズス菌はビタミンB群やビタミンKを作り出します。特にビタミンKは血液の凝固や細胞の石灰化を予防することにかかわっています。ビタミンKが不足すると血液がドロドロになって動脈硬化にもなりやすいと言われているのです。

 

血液がドロドロになると各細胞に栄養を届ける働きも低下します。細胞に栄養が行きわたらないことによって代謝が落ち、基礎代謝や脂肪燃焼なども低下していきますが、これこそ肥満の原因となります。

 

さて今度はもう一つ、ビタミンB群も肥満と深い関係があります。糖質をエネルギーに換えるときにはビタミンB1が必要となります。ビタミンB1不足になると糖質燃焼力が低下してしまうのです。特に運動不足ぎみの人などは代謝を高めるためにも大切なビタミンです。ビフィズス菌がしっかり活性化していると、これらのビタミンの合成も正常に行われるので、肥満とは深く関係があると言えるのです。